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私達、保護者は、子どもに成長してほしい、 成果を挙げて欲しいと願い、努力を求めます。 しかし、努力がそのまま成果に現れれば良いのですが、 大抵の場合、明確な成果はすぐには現れないのです。 努力と成果の関係を示すレミニセンスという理論があります。 簡単に言うと、すぐに結果はでないという考え方で、 これをグラフで示すと、横軸に時間をとり、縦軸に努力や成果をとります。 日々、コツコツと努力を続けていると、 右上がりの直線(比例のグラフ)になるとすると、 成果のグラフも、努力のグラフに順ずる右上がりの直線になるはずです。 しかし、多くの場合、最初は、上がり方の鈍い(成長が目立たない)曲線になります。 しかし、やがて急激に上昇するようになり、やがて努力の直線と交わり、 さらには努力の曲線を超える成果が現れるようになる時期がやってきます。 努力を続けていれば、必ずこのような曲線の過程をたどるはずです。 ところが、努力の初期は成果があまり目立たないので、 自分の努力を疑うことが良くあります。 「なぜ、こんなに努力しているのに、成果が出ないのだ!?」と…。 また、まわりの支援する人も 「なぜ結果が出ないのか?努力が足りないのか?」 と不安や疑問を持つようになります。 数値に現れるような成果を引き出すためには、 この不安な時期を、本人はもちろん、まわりの支援する人も、 何としても乗り越えることが必要なのです。 この時期を支えるのが、子どもの傍にいる、親であり先生なのです。 それならば、と、 「この時期を乗り越えなければダメだよ」 と伝えても、あまり効果は期待できません。 大人にとってよくわかった過去であっても、 子どもにとってはイメージしにくい、まだ見ぬ未来だからです。 子どもは、子どもなりに努力をして、 小さな変化は起こしているものです。 その小さな変化を発見し、 「あなたは努力しているよ。そして、既に成果が出ているよ!」 というメッセージを伝え続けるのです。 子どもも、成果を感じることができれば 「もう少し頑張ってみよう!」という気持ちが湧いて来るのです。 まずは、「子どもの小さな変化」を発見することです。

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次の英文が文法的に正しければ〇、間違っていれば×をつけなさい。 She is tasting the cake. (慶応大学の入試問題より) : : : 正解は〇です。 なんら誤りはないのですが… しかし少なくない人が✕を選んでしまうのが現実です。 それは"進行形にできない動詞"とかいうわけわかめな「公式」を丸暗記することが英語学習になってしまっていたからです。そんな教え方するバカ教員もクソ教科書もぜひ断捨離しましょう。 このようにね。これらを「覚えなきゃ」ってなってしまうのが残念なのです。その結果おそらく✕を選んだ方は勉強熱心な方なのだろうということになります。 こんなん関係ないんです。どうでもええですわ。 ただたんに"感覚"が"ヤダ、変だ"って拒むだけです。 ざっくり言うと、進行形の感覚って、躍動感とか生き生きとしている感じです。 そういう感じと「フツー昨日も今日も明日もずっとせやろ」って感じが"合わない"だけです。 べつに「できない」とかいう謎ルールなんか要らんのです。 それに洗脳され踊らされ、むやみにルールの暗記こそが学習だと翻弄され苦労した真面目で勉強熱心なかたには頭が下がります。ぜひ今からでもちゃんと学びなおしましょう。 覚えた"ルール"はぜんぶ!忘れてくださいね。 生き生きとした躍動感が進行形という形になって表現されるのですから、べつに Tom is resembling his father. ってトムに久しぶりに会った親戚が 「はー!似てきたなー!」って言ったってべつにいいんですよ。 文法的にはresembleは…って知るかアホってことです。 ルールが先にあってその上に言葉があるのではありません。 言葉が先にあって観察してたらなんとなく共通項とか見えてきたものをあとから体系的に整理しものを文法と呼んでいるのです。 もちろん外国語である 以上、文法を理解した方が当然それが習得の近道です。絶対にね。   しかし大切なのはそれを「暗記」することではないと、この問題は強く訴えかけています。 そこはさすが慶応ではないでしょうか。 良問です。 進行形理解のその核に、生き生きとした躍動感を感じてるかい? と問うたのだと思います。

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◇わたしたちは、子どもを立派にしたいから、 ついつい出来ていないところや駄目なところを 注意してしまいますが、この注意が頻繁に行われると、 子どものセルフ・エスティーム(重要な他人から 自分のことを重要だと思ってもらえている実感)は どんどん下がってしまいます。そうなると、 出来ていないことや駄目なところは、改善するどころか、 どんどん悪くなってしまう傾向があるのです。 ◇子どもが、自分の出来ていないところを改善するためには、 子どもがその出来ていないところを自分で気が付いて、 どうにかしたいと思うことが重要なことです。 そういう感情が湧かないと、いくら他人から注意をされても、 なかなか改善しないものです。 ましてや、親が一方的に子どもの出来ていない点を注意しても、 子どもはそれを到底聞き入れてくれるものではありません。 ◇ですから、それよりは、子どもの出来ているところを承認した方がよいのです。 その方が、子どものセルフ・エスティームが向上するので、 子どもは自分の出来ていないことにも、意識が向きやすくなるのです。 ◇子どもは、セルフ・エスティームが高くなると、 自分の出来ていない点や駄目な点を受け止められるようになります。 そうなれば、自分でその出来ていない点や駄目な点を改善しようと動き出すようになります。 その時に、親が子どもの改善行動を関心をもって見てあげることなのです。 この方が、断然有効です。その時が来るまで、親は、 子どもの出来ていることを承認し続けることです。それも気長に。 ◇たとえば、出来ていることを承認するとは、こういうことです。 お母さん:おはよう! A君  :・・・。 お母さん:おはよう!! A君  :おはよう・・。 お母さん:A君の挨拶でお母さんも元気になったわ!ありがとう! ◇挨拶をしないことに注目しないで、出来たことに注目して、 そのことに言及していくことです。 ぜひ、子どもの出来ていること・当たり前にやっていることに注目し、 そのことを承認してください。これこそ、子どもに対する存在承認なのです。

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2024.05.07

Can't Buy Me Love

「Can't Buy Me Love」ーbeatles I'll get you anything, my friend If it makes you feel alright… あんまし説明するのも無粋なのだが、 このgetの意味とか、makeの意味とか、 これってさ、辞書をひいて、山ほど載ってる日本語訳の中から合いそうなやつを気合で見つけてこれだ! ってなるの はあまりにも空しいと思うんだ。 そうやって言語学習を勘違いして、 ひとつの単語にたくさんの意味があるから全部おぼえなきゃ!ってなってその膨大な暗記量に圧し潰されそうになっている学習者を見かけることほどつらいものはない。 はじめて覚えた”得る””作る”とは「違う意味」だとするから、 無尽蔵に「覚えないといけないこと」が増え続けてしまうんだと思う。 そうではなくて、核となる中心イメージみたいなんから広げていくことと、 やはり、文型って大切だと思うんだ。 いわゆる第四文型のかたちをしてるから、なにかしら受け渡しの意味、 いわゆる第五文型のかたちをしてるから、 とりまなんしOがCの状態なんだなって、”(辞書的な意味を知らなくても)そんな風に「感じられる」”ということ。これが重要なんだと思う。 文型と聞くだけで脊髄反射で拒絶反応が出る人も少なくないかもしれない。意味さえ分かればいいと主張する人もいるだろう。 しかし、文型を知らずして、 意味だけは分かる方がよっぽど難しくないかね、と思う。 それができるころにはそれこそもうもはや、歩く辞書だ。 はじめて見る単語いや極端な話、存在しない単語ですら、 I xhusyainfukaehnv you a ring. という英文を見たら、ああ、あなたに指輪を渡す的な意味なんだろうなって感じ取れる… そしてタイトルである「Can't Buy Me Love」からも、わたしを買うのではなく、わたしに買い与える的な意味なのかと”わかる”感覚。 ややもすると(指導者がバカだと)文型の学習なんてのは無味乾燥でつまらなく思うかもしれない。 だけどその向こうに、その型に込められた感覚をつかみ取れるようにな ると、活力のみなぎった英文が生き生きと自分に寄り添ってくるようになる。 ひたすら単語の意味をつぎからつぎへと暗記していくより、よっぽどそこには、うるおいやいろどりが待ってると思うんよ。 ここに入試英語だの実用英語だのの差異なんてたいしてないと思う。 みやみやたらな暗記から解き放たれ、受験英語的にも学習時間や量の最適化、実用英語的にも生き生きと英語が使えるようになる。 そんなもしかしたらまるで魔法のように聞こえるかもしれない、その現実が、たとえば文型の理解なのではないかな。 そこに愛や感情を込めることができる指導者のもとならね。

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子:「頑張った のに、駄目だった」 親:「違うわ、頑張らなかったから駄目だったのよ!」 子:「でも、私、頑張ったよ!」 親:「他人はそれ以上に頑張っているのだから、あなたは頑張ったとは言えないわ」 上は、 ある結果が出た時の親子の会話です。 さあ、この子どもは、親の言う通り頑張っていないのでしょ うか。親としては、なんとか親の望む結果を出して欲しいものですが、あまり結果だけに拘り過ぎると 、 思わぬリスクが生じる場合があります。 そのリスクとは 、「 自分自身の達成感に満足してはいけない 」「 常に親(他人)を満足させなければならな い 」 という、自律とはほど遠い信念を持ってしまうことです。 そこで、以前、私が生徒に指導していた時のある生徒A さん との会話をご紹介します。 私:「テストどうだった?」 A:「(遠慮がちに)ちょっと良かった!」 私:「ほんと?(80点位とれたのかもしれないと思いながら……)何点だった?」 A:「49点」 私:「50点満点?」 A:「いいえ100点満点です。でもね、先生!前回30点だったのに、19点も上がった んです」 私:「(慌てて……)そうだね。頑張ったね」 A:「そうですよ。頑張りました」 私:「(気を取り直して……)それは良かった。次は、何点位とるの?」 A:「55点とれたらいいですね」 私:「今回、頑張って 19点も上げたのに、次は6点アップじゃあ少なくないかな」 A:「確かにそうですね。でも、私、勉強得意じゃないから」 私:「得意じゃないのに、30点を49点にし たのは、まぐれだったのかな」 A:「まぐれじゃありません。私、頑張りました! 」 私:「そうだろ。得意でも、不得意でも、今回のように頑張れば、55点なんて目じゃないんじゃない」 A:「確かに 」 私:「単純に考えても68点は取れそうじゃない。キリが悪いから70点目指して勉強してみたら?」 A:「わかりました。70点目指します 」 私からすると、最初のテストの結果は満足のいくものではなかったのですが、生徒にとっては、自分の努 力の成果に満足していたのです。次のテストでは、58点でした。「先生、約束を守れず、ごめんなさい」 と謝られました。確かに目標点数には届きませんでしたが、本当に前回以上の 頑張り でした。 最初に私が、 私の基準で評価をしていたら、次の機会にこんなにやる気で頑張れただろうかと不安になり ました。この後は、生徒に結果を訊ねる時は、「君はどう感じているの?」と生徒の気持ちを聞くように しています。親の理想は理想として、まずは子どもの気持ちを確かめてみるとよいでしょう。「頑張った」、 「頑張らない」の言い争いや思い違いからは、子どものやる気の活力は生まれてこないからです。 まずは、子ども自身の結果に対する見方に共感するところから始めてみませんか。

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◇私たちは子どもに素晴らしい人間になってもらいたいと思っています。 しかし、その思いが強ければ強いほど、それが裏目に出てしまう場合があります。 子どもに理想を求めすぎて、子どものセルフ・エスティーム(自己重要感)を、 低下させてしまうことが日常的にあります。 ◇「こうなってほしい」「ああなってほしい」「こういう行動を取るべきだ」等々、 色々な要求を子どもに自然としてしまうので、子どもが出来ていないことがあると、 ついつい叱ってしまって、当たり前のことを承認することができなくなってしまうのです。 私は、このような理想を“暗黙の理想”と呼んでいます。 今回は、この“暗黙の理想”とはどういうものかを書きたいと思います。 ◇私が相談会などで“暗黙の理想”を説明する時によく出す例に、こんなものがあります。 ◇中学校の定期テスト(中間テスト・期末テスト)の1週間前に、 子どもにどのくらいの時間、家庭で勉強してほしいか、お母さん方に手を挙げてもらいます。 ◇すると、ほとんどの講演で、2~3時間が圧倒的に多いのです。 もし仮に3時間、勉強してほしいと思っているとすれば、 この3時間が基準となって、子どもの勉強時間を評価することになります。 ◇そういう評価基準が、私が“暗黙の理想”と呼んでいるものです。 こういう理想を無自覚的に持っていると、 普段全く勉強しない子どもが、30分勉強したとしても、 3時間(=180分)を基準に評価してしまうので、 全然勉強していない!ということになってしまうのです。 ◇子どもの側から考えると、30分でも勉強したのだから、このことを認めてほしいはずです。 しかし、暗黙の理想に無自覚だとそれが認め難いも のになって、マイナスの評価ばかりするようになります。 ◇下の会話例を読んでください。こんなやり取りがあってもおかしくない はずです。 お母さん:テスト前なのに勉強しないの? A君    :やったよ。 お母さん:えっ!?何分? A君  :30分! お母さん:何言ってるの?30分じゃ全然やったことにならないわ!もっ とやりなさいよ。 A君  :えっ!?分かったよ。やるよ。 (30分経過) お母さん:もう終わったの? A君  :えっ?!だって1時間もやったよ。 お母さん:何言ってるの?もう少しやりなさいよ。もう少し! A君  :なんで?!もういいよ。 お母さん:もう少しやりなさいよ。ここまでやったんだから。 (30分経過) A君  :終わった!もういいよね。 お母さん:切りが悪いわね。もうちょっとやったら?後30分ぐらい! A君  :なんで?もういいよ。 お母さん:何言ってるのよ。もうちょっとやれば、2時間やったことになる じゃない。頑張りなさいよ。 A君  :分かったよ。 (30分経過) A君  :終わったよ!もういいよ。休憩だ! お母さん:いつもこのぐらいやりなさいよ。 ◇結局、A君は、2時間勉強を頑張るのですが、暗黙の理想がお母さんには あるので、その理想に到達しない限り、A君の努力は承認されないのです。 ◇つまり、お母さんからは「頑張ったね」とは、なかなか言ってもらえない のです。暗黙の理想が高いと勉強に対する承認がなかなか行われなくなって しまいます。 ◇暗黙の理想を無自覚的に持っていると、当たり前にできていることに注目 する以上に、暗黙の理想を追いかけることになってしまい、子どもを承認す ることを忘れてしまいがちになります。読者の皆さんは、ぜひ、自分自身の 暗黙の理想に自覚的になってほしいと思います。

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◇コミュニケーションスキルの一つに リフレーミングというものがあります。 リフレーミングとは、「ものを見る視点を変える」、 「考える枠組みを変える」というスキルです。 子どもが悩んでいる時に、子どもの視点を少し変えて、悩んでいることを見てみると、 今まで悩んでいた意味合いとは違う意味合いが浮かびます。 そうするとちょっと元気になります。 以下の言い換えを例のようにやってみてください。   (例)臆病 → 慎重   1.落ち着きがない →   2.消極的 →   3.頑固 →   4.根暗 →   5.優柔不断 → ◇この5つの言い換えは、ほんの一例ですが、 1.「落ち着きがない」というマイナスの表現をプラスに言ってみると、 「活発」とか「活動的」ということになります。 こういうマイナスの枠組みをプラスの枠組みに転換することをリフレーミングと言います。 このスキルを自由に使いこなせれば、 私たちは、子どもたちを元気にしてあげやすくなります。 ◇子どもが浮かない顔をしている時、 自分のことを悪く思っている時(何て自分ってダメなんだろう!)や 袋小路にはまっている時にリフレーミングを使って、勇気づけます。 そうすれば、子どもも違った見方を自分にして、元気になります。 ◇例えば、子どもが、自分は頑固でしょうがいない人間なんだと思っているのを、 「いやあなたは信念がある人間なんだよ。だから、いろいろと悩むんだよ。」と伝えてあげるのです。 ◇子どもが何を求めているのか、その本当のところに心を使うことです。 子どもは、悩んでいる時、存在承認を求めているのです。 その承認をする一つのスキルが、リフレーミングと考えても良いと思います。 袋小路にハマった子どもの心を晴れやかにしてあげてください。 そのために、子どもとは違った視点を提供してあげること。 これが私たちにとって大切なことなのです。 『リフレーミングを使って子どもを元気にする!』

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中学1年生250人の半数超、理科の課題で同じ間違い …教諭の違和感の正体は生成AIの「誤答」 (読売新聞 3月6日) 〇東京都内の私立中で2月、1年生の半数超が理科の課題に対する解答を間違う事態が起きた。 原因となったのは、生成AI(人工知能)が表示した“誤答”。 食品大手会社がホームページ(HP)に載せていた記述を基に生成し、生徒たちが書き写していた。 男性教諭に記述の誤りを指摘された同社は、誤解を招きかねない表現があったとして修正した。 〇2月上旬。都内の私立中で1年生に理科を教える男性教諭(34)は、 授業で出した課題の解答をチェックしていて違和感を抱いた。 最初にチェックしたクラスで、多くの生徒がほぼ同じ文言で解答。 気になって調べたところ、6クラスで計約250人いる1年生のうち、半数超が同じように間違っていたことが分かった。 〇男性教諭が試しに、インターネットで課題を検索すると、原因はすぐに判明した。 検索サイトに搭載された生成AIが生徒の解答と同じ文言を生成し、表示していたからだ。 生徒たちに検索サイトの生成AIを使って書いたか尋ねたところ、各クラスで6~7割の生徒が手を挙げた。 ネットの利用は許可していたが、多くの生徒が、生成AIの回答について正確性を確かめずにそのまま書き写し、提出していた。 〇男性教諭は、生成AIがどの情報に基づいて回答を生成したのかも調べた。 出典として挙げられていたのは食品大手会社のHPだった。 (記事の文章の固有名詞等を一部変更しています)   ◇今回の記事を見て、驚いたことがある。それは、学校における宿題の意味や、 こどもが何かを学び取ることに対する批判的検討が、全くといっていいほどないことだ。 この記事の最後に、AIの活用に関して、注意喚起のコメントを載せてはいるが、それだけだ。 インターネットを活用して調べるのは良いが、それを鵜呑みにせず、 教科書等で確認して、課題を提出すれば良いという趣旨で、記事が終始している。 時代が変わったのだから、それで良いのだということらしいが、果たしてそうなのだろうか。 ◇子ども時代に、簡単になんでも手に入る経験をさせるだけでよいのだろうか。 何かを学ぶために、人間が、どのくらい自分自身と時間と他者とその学ぶ対象と格闘するのか、 この経験を子ども時代に奪い取ってしまって良いのだろうか。 ◇自分の思う通りにはいかないことや、努力しなければ手に入らないこと、 身につかないことを経験させることを、子ども時代にすっ飛ばしてよいのだろうか。 時代がどんどん変化する中で、便利になっていく中で、 あえて教育は、不便を経験させることではないか。 今回の記事で、私はこれからの世代の大人がどうなってしまうのか、ちょっと不安になってしまった。

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皆様、お読みいただきありがとうございます。 これを書いているときはちょうど新年度が始まった頃です。 桜も満開で、学校も始まりまさに「春」って雰囲気が街に溢れています。   桜といえば皆さまは「桜の木の下には死体が埋まっている」というフレーズを聞いたことがあるでしょうか? 私の中では非常に好きな言葉で桜の儚さと人を引き付ける魅力を上手くあらわした言葉であると思っています。 さて、このフレーズには当然元ネタがあります。 それは、梶井基次郎著「檸檬」という短編集の中の「櫻の樹の下には」という作品です。   この「檸檬」という短編集はぜひ読んでもらいたい作品です。 例えば「櫻の樹の下には」の冒頭は「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる!」から始まります。 この時代の小説で、「!」を使用し、しかもそれを冒頭に持ってくるセンスに思わず引き付けられて、 心を放しませんでした。   しかも、作品は日本文学史の中でもトップクラスに読みやすいものだと思っています。 なぜなら、梶井基次郎の作品は主人公の心境を主人公の目線で語り、 主人公の見た世界が書かれている作品で、今現在、主流の小説と非常に似ています。 また、主人公の心境を直接、小説にしたものなので出てくる言葉の多くが、 文語ではなく口語になっています。これも読みやすい要因の一つだと思います。 他にも詩的な表現が多く(それこそ「桜の木の下には死体が埋まっている!」のような) 思わず引き付けられますし、何より短編小説が多く、短い間にきれいに起承転結が はっきりわかるのが読みやすい要因だと思います。   実はこの作品、インターネットで無料で読むことができます。(違法ではありません!) 皆様は“青空文庫”というサイトを知っていますか? ここでは著作権の切れた作品を掲載しております。   梶井基次郎の「檸檬」。この作品はほぼ確実に図書館にもあります。 “青空文庫”を使えばスマホからでも読むことができます。  是非、皆様この「檸檬」という作品を読んで下さい。   以上、今回はおすすめの本を紹介しました。 読書は人生を豊かにすると思っています。 どんな本でもいいです。興味のあることや好きな芸能人のエッセイでも最初はいいと思います。 これから、雨が多くなる季節になります。是非、本を読んでください。 そして、お子様に勧める本は自分が読んで面白かった本にしてください。

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